クロール

                    
筋肉が無い

 私が水泳を始めた頃、クロールを泳ぐと腕が痛くなりました。水をかくだけの力が無かったからです。  運動を何もしていなかった私はそれほどの筋肉も無かったのです。仕方が無いので手のひらをパーにして 抵抗を少なくして泳いでいました。運動と言う物は全てある程度の筋肉が有って出来るものだと知りました。
 水にのって綺麗に泳ぐには先ずある程度の筋肉をつけて、水の中で腕が空回りしない事が大切です。 しっかり水をかいて泳げるまでには多少の時間が掛かると言う事です。真面目な人はウエイトトレーニングを 薦めてくれましたが、私はトレーニングはしたくなかったので一生懸命泳ぐだけでした。するとやっぱり筋肉痛を起こして 辛い思いもしました。出来るならウエイトトレーニングを平行する事をお薦めします。
         
くせ

 基本的体力は着いて来ましたが。泳ぎそのものは自己流なので、決してスマートとは言えませんでした。
息継ぎすることで一生懸命で、クロールの早く泳げる原理も知りませんでした。 それは私だけでなく、1年もレッスンを受けて綺麗なフォームで泳いでいるのに、実は見せかけの息継ぎで、 息が出来ないで25m泳げない方もいらっしゃったのです。
 右手でかく時右で息継ぎするのですが、私は顔が沈むのが嫌で、体を持ち上げる為に急いで左手でかいてしまっていたのです。 解かりますか?つまり両手でかいている時が有るって事。右手を追いかけて直ぐ左手がかき始めると言う事です。
今それをやれと言われても出来ません。指摘されるまで自分では気が付きませんでした。  こう言う風に泳いでいる方は結構多いです。進みが悪いと思ったらちょっと自分の泳ぎと比べて下さい。

                   
ストローク

 今インストラクターはゆっくり泳ぐことを薦めています。私が個人的に尊敬するイルカ人間さんから 何しろゆっくり泳ぐことを薦められましたから、私はどの種目もゆったりした泳ぎです。筋肉の着いてきた腕でゆっくり、しかも しっかり水を捉をえて泳ぐと、以前よりずっと早く泳げるので不思議です。
 手を体から一番遠い所に入水したら今一度腕を前に突き出す。その突き出した肩にあごを乗せながら 反対の手で水をかくと自然に体がローリングするのです。最後までかき終わった後、両腕が一直線になるイメージです。 急いではいけません。水を感じながらゆっくりと。そして勢いに身を任せるのです。
この体勢が一番抵抗が少ないそうです。しかも体が傾いているので息継ぎは顔を持ち上げる必要は無く、ちょっと 横を向くだけで出来るのです。
 腕のかき「ストローク」はS字でと言いますが、私は入れた手を真っ直ぐプールの底に向けてかき下ろしそこから腹辺りに 持ってきて足までかききる様に泳いでいます。きっとレッスンに入ったら直されると思います。 しかし私にとっては一番ゆったり、無理なく、しかも気持ちよく泳げます。 選手では無いのですから速さを追求する必要は無いのです。でもそんなに遅くはありませんよ。
 ついでに息継ぎは左右両方で出来た方が良いそうです。特に腰痛の有る人は片方だけでは悪化する事も有るそうです。 腰が痛くて背泳しか出来なくなった人の話を聞きますが、私は何歳になっても全ての種目を泳ぎたいので これだけは良く練習して出来る様になりました。ちょっと練習すれば誰でも出来る様になると思います。

           
キック

   キックは膝に力を入れてバシャバシャしぶきを上げないようにと子供の頃習った気がします。足全体を使って 太ももから打つようにするそうです。バスケットボールのシュートの最後にスナップを利かせるように 膝と足首の力を抜いて、太ももから蹴り下ろした力を足先にまで伝える事だそうです。
バタ足だけではまずまず上手に出来るのですが、ストロークに掛かりきりで足まで余裕がありません。
 本には「6ビートを完璧に出来るよう練習して下さい。」と書かれていますが、 私が通っているプールのレッスンではその事には全く触れていない様です。 どうしてか聞くと、6ビートと言うのは結構難しいのだそうです。かなり上級者でも正確な6ビートを打てる人は 少ないそうです。私も少し練習したのですが、元々間違ったストロークをしていた私は左右のキックのタイミング が違うので足に合わせると上手く泳げません。
 4ビートはそのままでは手と足のタイミングが合わないので、右左右〜左と伸ばした時に息継ぎをする人と 右左、左右、右左、と一つ飛ばす人がいますが私にはどちらも難しいので、もっぱら歩く様にキックする 2ビートで泳いでいます。これは疲れない上に手のタイミングで足を打つ事が出来るので、 自己流に泳ぐ人には向いていると思います。少なくとも手と足のタイミングが合わずに泳ぐよりずっと速く泳げます。
 私もストロークが満足にできるようになったら6ビートにチャレンジしたいと思います。奥は深いですね。

              
長距離を泳ぐ

   プールで「長距離は泳げないの。」と言う話をよく聞きます。私もそうでした。 それなのに1kmくらい軽く泳ぐ高齢者がいらっしゃいます。どの様に泳いでいるのか聞きますと「あなただって泳げるわよ。」 と仰いますので、1週間位後をついて泳がせていただきました。それは力を抜いて泳いでいたのでした。 力を抜いて泳ぐことを覚えれば海で遭難しても何時間でも泳げます。為になりました。

 
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